2016年11月8日
過電圧保護: 基地局保護用の高圧放電電流対応サージアレスタ
- 最大放電電流(8/20μ/s) Imax 16 kAまでの高圧放電電流
- 優れた続流対応性
- IEC 61643-11のクラスIおよびIIに準拠
TDK株式会社(社長:石黒 成直)は、EPCOSブランドの基地局での用途を目的として設計された新しいガス充填型EPCOSサージアレスタを発表します。この新製品には三つの端子電極があり、LからPE、NからPEの双方で過電圧を保護することができます。LNP20C-A1800AC-6Cサージアレスタは、公称連続使用電圧(Uc)が交流250Vに設計されたものです。IEC 61643-11のクラスIとIIの要件を満たしており、最大放電電流は8/20 µs の波形で16 kA(クラスII)です。
過電圧保護の為、このサージアレスタは1 kAの続流に対応する設計となっています。応答時間(Breakdown Time)は100 ns未満です。RoHSに適合したこの部品は39 mm x 26 mm x 27.5 mmの寸法で、その絶縁抵抗は直流100 Vで>1 GΩ以上です。
主な用途
- ベースステーションとその他の電気通信設備
主な特徴と利点
- 16 kAまでの最大放電電流(8/20μ/s)と続流対応性
- IEC 61643-11のクラスIおよびIIに準拠
製品の詳細情報は www.epcos.co.ja/inquiry で参照できます。
TDK株式会社について
TDK株式会社(本社:東京)は、各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。
主な製品としては、各種受動部品※(製品ブランドとしてはTDK、EPCOS)をはじめ、電源、HDDヘッドやマグネットなどの磁気応用製品、そしてエナジーデバイスやフラッシュメモリ応用デバイス等があります。アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、現在、情報通信機器、コンシューマー製品、自動車、産業電子機器の分野において、電子部品のリーディングカンパニーを目指しビジネスを展開しています。
2016年3月期の売上は約1兆1500億円で、従業員総数は全世界で約92,000人です。
※主な製品は、コンデンサ(積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ)、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、センサ、ピエゾおよび保護部品等です。