2012年8月

EMC対策部品

カットオフ10GHz薄膜コモンモードフィルタTCM0806Tの開発、量産化

  • 高いカットオフ周波数を有した薄膜コモンモードフィルタのラインアップ拡大

TDK株式会社(社長:上釜 健宏)は、電子機器の伝送信号の高速化に対応すべく、製品の高周波設計およびTDK独自の薄膜パターンニング技術による小型・高精度のコイルパターン形成を実現することで、カットオフ周波数10GHzを有する薄膜コモンモードフィルタを開発しました。2012年8月より、量産を開始することを発表します。

近年、デジタル電子機器の高機能化・多機能化に伴い、データ通信量が増加し、伝送信号の高速化が進んでいます。伝送信号が高速になることで、機器内部から輻射されるノイズも必然的に高周波となります。さらに、小型化・薄型化に伴い、部品の高密度実装化が進んでいます。同一機器内に複数の伝送路が近接して存在することで、ある伝送路での通信が他の伝送路に干渉し、信号品質を劣化させる、いわゆる自家中毒の問題が発生する場合もあります。

本製品TCM0806T-060-2Pは、従来製品と比較して、コモンモードインサーションロスのピークを高周波側に配置させることで、高周波の輻射ノイズを効果的に抑制させることができ、特に5.0GHzにおけるノイズ抑制に大きな効果を発揮します(従来のコモンモードフィルタは数百MHzから2.5GHz帯のノイズ抑制効果が高い)。

また、カットオフ周波数が10GHzと高く、高速インタフェース規格のThunderbolt、USB3.0、Serial-ATA(GenⅢ)等に対して、通信信号を劣化させることなく伝送させることができます。

用語集

  • Thunderbolt:高速データ転送技術で、コンピュータと周辺機器を接続するためのシリアルパス規格の一つ。最大伝送速度は10Gbpsで、USB3.0の伝送速度の2倍、USB2.0の伝送速度の約20倍に相当する。

主な用途

  • Note PC、HDD、SSD等
  • 高速インタフェース(Thunderbolt、USB3.0、S-ATA GenⅢ等)

主な特長と利点

  • 高周波領域で信号品質を保つための、高いカットオフ周波数
  • 高周波領域のノイズに対する、高いノイズ除去能力

主な特性

品名

外形寸法
[mm]
インピーダンス
[Ω ] typ at 100MHz
カットオフ周波数
[GHz] typ
直流抵抗
[Ω] typ
TCM0806T-060-2P0.85×0.65×0.406.010.01.40

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