クランプ型交流電流センサ600A品のラインアップ拡大

TDK株式会社（社長：上釜 健宏）は、クランプ型交流電流センサCCTシリーズの新製品として、600A品（クランプ内径：φ36mm）を追加してラインアップを拡大し、本年7月から量産を開始することを発表します。

近年、地球環境への配慮と省エネ志向の観点により、ビル全体でエネルギーの使用量を管理するBEMSや工場全体でエネルギーの使用量を管理するFEMSのみならず、地域やコミュニティのエネルギーを管理するCEMSを導入する動きがあります。

今回、新たに600A品（φ36mm）をラインナップに加えることによりBEMS、FEMS、CEMS向けといった大電流のセンシングニーズへ対応することが可能になりました。本製品は、当社が新開発した高性能フェライト材料を、独自の形状にすることで電流センサ用途として最適化を行い、56.0(L) x 67.0(W) x 96.0(H)mmのサイズにて600A対応(変流比3000:1)を実現しました。また、生産工程の自動化に対応し、高品質で安定供給を実現しました。

すでに量産化されている300A品（φ24mm）、100A品（φ16mm）、80A品（φ10mm）、30A品（φ6mm）に本新製品を加えることにより、多様な電流ニーズとお客様の設計用途に対応した最適な製品の提供が可能となります。

用語集

• 変流比：2次出力側と1次貫通側の電流比

主な用途

• 家庭用分電盤、HEMS/BEMS/FEMS/CEMS向けエネルギー管理システム

主な特長と利点

• クランプ型でワンタッチの取り付けが可能
• 開放保護素子を内蔵しており、開放時の高電圧を抑制
• 巻線、はんだ等工法の自動化により、高品質で安定供給が可能

主な特性

*上４行は既存品となります。