2012年7月

フィルムコンデンサ

MKP※型高密度シリーズの拡充について

TDK株式会社(社長:上釜健宏)は、EPCOSブランドのMKP型フィルムコンデンサ高密度シリーズに、新たに2種類の製品ラインアップを拡充したことを発表します。新製品は、DCリンク回路用フィルムコンデンサB32774~ B32778シリーズに、新たに定格電圧575 V DC および 900 V DCの2タイプを追加したものです。これにより、本シリーズに、定格電圧450 V DC、 575 V DC(新)、800 V DC、900 V DC(新)、1,100 V DCおよび1,300 V DCの各タイプが揃いました。
コンデンサの静電容量は1.0 μF~110 μF、最大動作温度は105 °Cで設計され、2.0 mΩ未満というESR値の低さにより、70 °C、10 kHzの条件で最大20 ARMSの許容電流値を実現します。また、20万時間におよぶ動作時間を通して、静電容量の変化率は最小に抑えられています。MKP型コンデンサは、セルフヒーリング(自己回復)機能を有しており、ピーク電圧や過電圧の場合でも、故障のリスクを大幅に減らします。

今回、新たな定格電圧が追加されたことで、回路の設計が、より柔軟にできるようになります。最小サイズの部品を用いてより正確に仕様と適合させることができ、信頼性を損なうことなくコストを抑えることも可能です。

MKP型高密度シリーズは、その優れた電気特性 により、DCリンク回路や電力コンバータのDCフィルタリング機能での使用に適しています。また、長寿命を活かして、信頼性が強く求められる アプリケーションにも使用可能です。用途例としては、太陽光発電用インバータやX線撮影装置、LED街路灯、電磁調理器、充電装置等の産業機器用電源が挙げられます。

これらのコンデンサは、リードピッチ27.5 mm~52.5 mmでPCB実装が可能です。また、従来の2ピン設計に加えて、揺れや衝撃に対して高い機械的安定性を備えている4ピン設計もあり、車載用電子部品にも使用できます。

用語集

  • MKP:メタライズドポリプロピレン。コンデンサ素子は、厚さ数µmのメタライズドポリプロピレンフィルム(誘電体)を巻いて形成する。
  • セルフヒーリング(自己回復)機能:過電圧により絶縁破壊が起きても、その部分の金属蒸着膜が消失することにより、コンデンサの機能が維持される作用。

主な用途

  • 信頼性が強く求められる電源・周波数コンバータ向けDCリンク回路用コンデンサ
  • スイッチング電源用フィルムコンデンサ

主な特長と利点

  • 450 V DC ~1,300 V DCの幅広い定格電圧
  • 2.0 mΩ未満の低ESR値
  • 最大20 ARMSの高い許容電流値
  • 20万時間の長寿命
  • 高い機械的安定性を備えた4ピン設計が可能

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